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rfriends3  - For all radio lovers -

docker版rfriends3でラジオ録音

 ラジオ録音アプリrfriends3をdocker環境で実行する方法について記述しています。
コンテナを終了させても、録音データ、パラメータ設定は消えないようにしました。

Docker Engine, Docker Desktop for Windows, Docker Desktop for macOSに対応。

engine

1.docker環境構築

dockerのインストールは環境別に記述しています。
dockerのインストールに関する詳細はネットで検索すると親切なサイトがたくさん見つかるので、ここでは省略します。

1.1 Docker Enginee, Composeのインストール

Linux環境の方は以下の操作を行ってください。

sudo apt update && sudo apt install curl -y  
curl https://get.docker.com | sudo sh  
sudo chmod 666 /var/run/docker.sock  

・確認

$ docker --version  
Docker version 27.5.0, build a187fa5  
  
$ docker compose version  
Docker Compose version v2.32.4

・操作するユーザをdockerグループに追加する。

sudo gpasswd -a $USER docker  
sudo systemctl restart docker  
exit  

再ログインしてください。
sudoなしでdockerが操作できます。

1.2 Docker Desktop for macOSのインストール

macの方は以下のサイトを参考にインストールしてください。
公式のサイトからdmgファイルをダウンロードしてインストールするだけです。

Mac に Docker Desktop をインストール

1.3 Docker Desktop for windowsのインストール

Windowsの方は以下の操作を行ってください。

・以下よりDocker Desktopをダウンロードし、インストールしてください。

Docker Desktop

詳細は以下を参考にしてください。

Docker Desktop for Windows

・次に、Git Bashをインストールしてください。

Git Bash

Windows Terminalでgitが使用できるようにする。

1

ファイルを変更したときに改行コードを変更しない。

2

2.実行

 Dockerイメージの作成から実行まではTerminal上で以下の操作を行ってください。

2.1 rfriends_docker.gitをクローンする。

cd ~/
rm -rf rfriends_docker
git clone https://github.com/rfriends/rfriends_docker.git   

2.2 uid,gidの変更をおこなう。

windowsユーザの方は、この項を飛ばして2.3に進んでください。

[!CAUTION]
この修正をしなくても動作は可能ですが、shareディレクトリ内のファイルの修正ができない可能性があります。

1)ホストでidを実行する。

id  

uid=1000(user) gid=1000(user)

[!NOTE]
macの場合、uid=501(user) gid=20(staff)

2)Dockerファイルを修正する。

cd rfriends_docker  
vi Dockerfile  

Dockerfileのuid,gidを設定してください。
uuuu,ggggは1)で表示されたものを指定してください。

ENV uid=uuuu
ENV gid=gggg

2.3 イメージの作成および実行を行う。

cd  
cd rfriends_docker  
docker compose up  
...  
  
rfriendsが使用できます。  

と表示されたら成功です。

2.4 rfriends3にアクセスする

ホスト側で以下を実行してください。

Linux,macOSの場合    
$ hostname -I  
windowsの場合    
> IPCONFIG  
192.168.1.142 ..........  

ホストののIPアドレスが192.168.1.142の場合、ブラウザに

http://192.168.1.142:8000

と入力するとrfriends3が表示されます。

[!TIP]
同一LAN内の他のPCからもアクセスできます。

3.コンテナの操作

Webでrfriends3の起動が確認出来たら、ctrl-cを3回でコンテナを停止させてください。
次に、以下のコマンドを入力してください。

$ docker ps -a

CONTAINER ID IMAGE NAMES
7d58171ef373 rfriends3 rfriends_docker-radio-1

コンテナ名が、rfriends_docker-radio-1、となっているのがわかります。
以下で再起動できます。

$ docker start rfriends_docker-radio-1
rfriends_docker-radio-1

停止はctrl-cを3回ではなく、以下のコマンドになります。
$ docker stop rfriends_docker-radio-1
rfriends_docker-radio-1

4.使用方法

1)システム構築後に、まずrfriends3を最新に更新してください。
[ヘルプ]-[システム更新]で安定版1.1.3c以上にする。

2)定期実行処理を登録する。
定期処理を行わない場合は、この処理は不要です。

[設定]-[定期実行]-[登録]でcrontab登録を実行する。
crontab登録時に復元データを自動で作成します。

3)使用法については、マニュアルおよびチュートリアルを参考にしてください。
マニュアル

5.データ保存・復元

$HOME/share/smbdir/usr2
$HOME/share/rfriends3/config

コンテナを終了させても、ホストの上記の場所に録音データ、パラメータ設定が保存されています。

ただし、予約データ・定期実行処理設定は消えるので、コンテナの再起動時に自動復元処理を行い、それらを(ほぼ)復元します。

[!CAUTION]
ただし、復元するのはキーワード予約で、マニュアル予約は復元できません。

6.スクリーンショット

Docker Engine

10

Docker Desktop for mac

20

Docker Desktop for windows

30

以上