BSD版rfriends3でラジオ録音
rfriends2はCLIベースでしたが、rfriends3はCLIに加えてWEBベースで操作が簡単になっています。
webサーバにlighttpd、ファイル共有にsambaを採用したBSD版です。
インストールは全自動で行います。
Linux/BSD版は、ディストリビューションにより以下の3つに分かれています。
・（１）Linux版(Ubuntu/Debian) (ubuntu/debian/chrome/android)
・（２）Linux版(CentOS Stream) (stream/rocky/Alma)
・（３）Linux版(その他) (Alpine/openSUSE/arch/ios)
・（４）BSD版
[!NOTE]
Apache2版については、現在debian/ubuntu対応ですが、
掲示板、Xで要望がありましたらできるだけ対応します。
初 版 2024/02/23
第28版 2025/08/16
１．ディストリビューション
下記のディストリビューションで動作確認しています。
ダウロードサイトはこちら
[!NOTE] ここでは、systemd以外のものをすべてinitと記述しています。 (pgrep -o systemd)
突っ込みどころ満載ですが、お許しください。
1.1 BSD系 (install_freebsd.sh) init
| 最終確認 | 判定 | ディストロ | Ver. | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/04/27 | 〇 | FreeBSD | 13.5 | samba419を選択 |
| 2025/04/21 | ◎ | FreeBSD | 14.2 | samba419を選択 |
| 2025/08/16 | ◎ | FreeBSD | 14.3 | samba419を選択 |
２．インストール準備
以下のことを確認してください。 ほとんどのディストロでインストール時に2)は設定可能です。
1) システムを最新にし、アプリを追加する。
2) 実行するユーザを追加し、管理者権限を付加する。
3) その他
2.1 FreeBSDの場合
1) システムを最新にし、アプリを追加する。
# pkg update
# pkg upgrade
# pkg install -y sudo
# pkg install -y git
2) 実行するユーザを追加し、管理者権限を付加する。
# adduser ユーザ名
# pw groupmod wheel -m ユーザ名
%wheelのコメント(#)を外す
# visudo
%wheel ALL=(ALL:ALL) ALL
3) その他
・rc.conf設定
$ sudo vi /etc/rc.conf
cron_enable="YES"
samba_server_enable="YES"
lighttpd_enable="YES"
・php,sambaのversion確認
$ pkg search PHP | grep Scripting
php84-8.4.5_1 PHP Scripting Language (8.4.X branch)
$ pkg search samba
samba416-4.16.11_6
samba419-4.19.9_8
samba420-4.20.7_4
・git clone 後、インストール実行前にinstall_freebsd.shの該当箇所を変更してください。
[!CAUTION] 2025/04/19現在、samba420は書き込みエラーが出ます。 samba419 を選択してください。
export php="php84"
export samba="samba419"
３．rfriends3のダウンロードとインストール
sshまたはTerminalを開き、sudoが可能なユーザでログインします。
[!CAUTION] 必ず２で確認したユーザでログインしてください。
rfriends3インストールスクリプト（install_freebsd.sh）を実行します。
各種ツールがインストールされ、ホームディレクトリにrfriends3ディレクトリが作成されます。
[!CAUTION]
インストールするシステムにすでにSAMBAサーバがインストールされている場合は、
それを停止させるか、rfriendsよりSambaをインストールしないでください。
export optsamba=”off”
$ cd ~/
$ rm -rf rfriends3_core
$ git clone https://github.com/rfriends/rfriends3_core.git
$ cd rfriends3_core
$ sh install_freebsd.sh
これでインストールは完了です。
再起動してください。
$ sudo reboot
４．rfriends3の実行
以下を入力します。ipコマンドがない場合は、ifconfigを使用してください。
$ ifconfig
inet XXX.XXX.XXX.XXX
このIPアドレス（XXX.XXX.XXX.XXX）がwebサーバアドレスです。
ウェブブラウザ（edge,chrome,firefox,…）を起動し、上記で表示されたアドレスにアクセスする。
http://XXX.XXX.XXX.XXX:8000
以下のような画面が出たら成功です。ブラウザはローカル(現在実行中のPC)でもリモート（同一ネットワーク上のPC,MAC,スマホ等）でもOKです。
「ヘルプ」「システム更新」でシステムを最新にしてください。
詳細な使用方法は、
https://rfriends.github.io/rfriends/manual/
を参照してください。
５．samba
windowsの場合、エクスプローラに先ほどのIPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxx)を入力すれば、録音ディレクトリにアクセスできます。smbdirというディレクトリが見えると思います。
\XXX.XXX.XXX.XXX
\は￥￥です。
スマホからでもファイルマネージャでアクセスできます。
iPhoneの場合、ファイル - 3点リーダー - サーバー接続smb://xxx.xxx.xxx.xxx、ゲストで接続できます。
androidの場合も各種ファイルマネージャで可能です。（ファイルマネージャ＋推奨）
６．rfriends3のアンインストール
・デイリー処理のために「設定」->「定期実行」->「登録」をしている場合は、必ず、「設定」->「定期実行」->「取消」をしてください。
・次にrfriends3フォルダを削除してください。
・これでアンインストールは終了です。
以上