Termux版rfriends3でラジオ録音(image編)
余ったandroidスマホとTermuxでラジオ録音サーバを作ろう。
ここで提供してるバックアップイメージを復元するだけで使用できます。
WindowsPCをラジオ録音のために24時間稼働させるのはちょっと大変ですよね。そこで、 余ったandroidスマホ/タブレットでrfriendsを動かしてラジオ録音サーバにしようというものです。もちろん余ってないものでもいいのですが普段使いのものとは分けたほうがいいとおもいます。
[!IMPORTANT] このページはimage編です。自分でrfriends3をインストールする場合はscript編をご覧ください。 –> script編
インストール時にセキュリティ関連のアラームが表示されますが、基本は許可で進めてください。気になる方はインストールを中止してください。 また、ここで使用するバックアップイメージはGithub版です。F-droid版では動作しません。
初版:2026/05/20
改版:2026/05/23
1.準備
以下のものが必要になります。
OSのバージョンを確認してください。
1.1 一般のスマートホン・タブレットの場合
android OSのバージョン 7以上
5,6でも動作する可能性はありますが 動作しません
1.2 Amazon Fireの場合
Amazon Fireで以下を確認してください。 ここでは、Fire7(第9世代)を例にしています。
設定 - 端末オプション
Fireタブレットのバージョン情報
Fire7(第9世代)
システムアップデート
この端末はFire OS 7.3.3.1 を実行中です。
Fire OSとandroid OSの対応は以下のとおり
Fire OS 5 (Android 5.1) **動作しません**
Fire OS 6 (Android 7.1)
Fire OS 7 (Android 9.0)
Fire OS 8 (Android 11)
2.インストールスクリプトのダウンロード
使用するスマホのブラウザでこのページを開き、以下のリンクを長押しして、インストールスクリプトをスマホのダウンロードディレクトリにダウンロードしてください。
Github : termux-rst.sh
または
xrea : termux-rst.sh
途中以下のようなメッセージが表示されます。
・リンクをダウンロードを選択
途中以下のようなメッセージが表示されます。
・ダウンロードを続行
・ダウンロードが完了
3.Termuxのインストール
Termuxは、AndroidやChrome OS上でLinux環境を実行できるターミナルエミュレータアプリです。
3.1 Termuxのダウンロード
以下のリンクよりスマホのダウンロードディレクトリにtermuxをダウンロードしてください。
使用機種のアーキテクチャに従って以下をダウンロードしてください。
不明の場合はuniversalを選択してください。
ダウンロードサイト -> https://github.com/termux/termux-app/releases
v0.119.0-beta.3 (android 7以上)
universal(arm/aarch64)
universal
aarch64
arm64-v8a
arm
armeabi-v7a
3.2 Termuxのインストール
1) ファイルマネージャを起動し、ダウンロードディレクトリにあるtermux_XXX.apkをタップしてtermuxをインストールしてください。
2) “詳細”を押して下さい。(androidのバージョンにより画面は異なります)
3) “インストールする”を押してください。
4) このような画面が出たら、必ず “許可”を押してください。
5) これでtermuxのインストールは完了です。
4.rfriends3イメージのインストール
4.1 Termuxの起動
Termuxを起動してください。
これ以降は、Termux内での操作となります。
4.2 termux-setup-storageの実行
1) これにより、termuxからandroid側のファイルにアクセスできるようになります。
$ termux-setup-storage
全てのファイルの管理権を付与する。
2) androidのダウンロードディレクトリにアクセスし、termux-rst.shがあることを確認します。
$ cd
$ cd storage
$ cd downloads
$ ls
termux-rst.sh
4.3 rfriends3のイメージを復元する
termux-rst.shを実行する。
$ sh termux-rst.sh
次にexitを入力して、termuxを一旦終了してください。
$ exit
4.4 サービス(atd, crond,sshd,lighttpd,smbd)およびwake-lockの有効化
termuxを再起動する。
svenable.shを実行して、サービス(atd, crond,sshd,lighttpd,smbd)およびwake-lockを有効化します。
$ sh svenable.sh
次のような画面が出たら、”許可”を押してください。これにより予約録音ができるようになります。
また、ロック画面に以下のようなメッセージが表示されます。
wake-lockの有効化を行わないと、スマホがスリープしたときにTermuxも停止してしまい録音が中断されます。ただし、有効化した場合は、ACアダプタに接続しての運用を行ってください。スマホを再起動したときは再度確認が必要です。
スクリプトが完了したら、以下のような表示が出ます。
inet 192.168.1.51/24 brd 192.168.1.255 scope global wlan0
上記アドレスをメモしてください。
以上でrfriends3のインストールは完了です。Webサーバ(lighttpd)はすでに起動しています。
[!NOTE] SSH,samba アクセスの際のユーザ/パスワードは以下のとおり
termux/termux
5.rfriends3にアクセス
5.1 rfriends3のWebサーバへのアクセス
androidスマホ自身または同一LAN に接続されたPC等からWEBブラウザ(chrome,edge,firefox等)で上記でメモした
xxx.xxx.xxx.xxx:8000
と入力し、以下のような画面が出たら成功です。ブックマークすると便利です。
5.2 チュートリアル
まずは、チュートリアルでrfriends3の操作に慣れてください。
6.その他
6.1 sambaアクセス
以下の方法で、rfriends3の録音データにアクセスできます。
sambaはポート4445で実行されています。
IPアドレスを192.168.1.51として記述しています。
1) Linuxの場合
アクセサリー - ファイル - 他の場所
smb://192.168.1.51:4445/smbdir/
接続
2) Androidの場合
Owlfilesアプリはポートを変更できます。
他にもファイルマネージャ+、AndSMBで接続できました。
右上の雷マーク - 新しい接続 - NAS
保存(フロッピーアイコン)
3) Windowsの場合
基本ポート445以外は接続できませんが、
Windows11 24H2から代替ポートが指定出来るようになりました。
PowerShell(管理者)を起動し、
PS > New-SmbMapping -LocalPath X: -RemotePath \\192.168.1.51\smbdir -TcpPort 4445 -password ******* -user termux
Status Local Path Remote Path
------ ---------- -----------
OK X: \\192.168.1.51\smbdir
PS C:\Users\user> x:
PS X:\> dir
これでドライブXで接続可能です。
-LocalPath X: は、なくてもかまいません。
また、エクスプローラから
\\192.168.1.51/smbdir
でアクセスできます。
ステータスを見るには、
PS > Get-SmbMapping
Status Local Path Remote Path
------ ---------- -----------
OK X: \\192.168.1.51\smbdir
また、接続を解除するには、
PS > Remove-SmbMapping -LocalPath X:
確認
この操作を実行しますか?
ターゲット 'Close-Connection' で操作 'X:,\\192.168.1.51\smbdir' を実行しています。
[Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
4) sambaディレクトリ
sambaディレクトリは以下のファイルのpathを編集することにより変更できます。
$ vi $PREFIX/etc/smb.conf
[smbdir]
comment = termux share folder for rfriends
path = /data/data/com.termux/files/home/storage/downloads/usr2/
read only = no
browsable = yes
guest ok = yes
force user = termux
編集後、サービスの再起動を行ってください。
$ smbd -D -s $PREFIX/etc/smb.conf
5.2 外部PCからのSSHアクセス
4.1で取得したIP アドレスを使って、PC等から
ssh -p 8022 termux@XXX.XXX.XXX.XXX
でアクセスできます。
teratermやRLoginを使用すると便利です。
PCがLinuxでWARNINGが出て接続できないときはPCのホームディレクトリの.ssh/known_hostsを削除してみてください。
5.3 sftpによるファイル転送
sshによるアクセスができたらPCでsftpによるファイル転送に挑戦してみましょう。
ファイル転送ソフトでsftpに対応しているソフトをインストールしてください。ここでは、FileZillaを使用します。
以下のように設定してください。IP アドレスは4.1で取得したもの、ユーザ名は任意です。
成功すると以下のような画面になります。
5.4 録音ディレクトリの設定(内部)
初期はスマホのダウンロードディレクトリに設定されています。通常はそのまま変更する必要はありません。
rfriends3の画面で
設定 - 録音フォルダ
を選択し、録音データの格納場所を指定します。
・スマホのダウンロードディレクトリの場合
usrdir=/data/data/com.termux/files/home/storage/downloads/usr2/
tmpdir = ""
5.5 録音ディレクトリの設定(microSD)
1) microSDのディレクトリの確認
microSDが存在する場合、~/storage以下にmedia-1,external-1といったディレクトリがあると思います。
機種や、termuxのバージョンにより異なる(?)ようです。
両方存在する場合は、両方試してみてください。
[!CAUTION]
どちらも存在しない場合や、エラーになる場合は、
termuxがmicroSDを認識していません。
rm -rf ~/storage を実行後、termux-setup-storage を実行してみてください。
SDCARDは初期化されないはずですが、自己責任で。
2) usr3ディレクトリの作成
external-1の場合、external-1以下にusr3ディレクトリを作成します。
$ cd
$ cd storage
$ cd external-1
$ mkdir usr3
ファイルマネージャで、Android/data/com.termux/files/usr3 にアクセス出来たら成功です。
3) 録音データの格納場所の設定
rfriends3の画面で
設定 - 録音フォルダ
を選択し、録音データの格納場所を指定します。
usrdir = "/data/data/com.termux/files/home/storage/external-1/usr3/"
tmpdir = ""
実際のディレクトリは以下になります。
usrdir: /storage/8CD8-1F72/Android/data/com.termux/files/usr3/
8CD8-1F72部分はそれぞれの環境で異なります。
4) ファイルマネージャで格納場所の再確認
ファイルマネージャで
/Android/data/com.termux/files/
にアクセスすればデータが参照できます。
以上